女性から摘出されたもう一人の人間。|WakuWaku ブログ
王手

女性から摘出されたもう一人の人間。

36×16×10センチのそれは、「毛むくじゃらでチーズのような物体で、複数の歯、未熟な手足に似た構造」があり、皮膚と毛髪、脂肪組織も見られたという。

 

残念ながら、今回の手術では胎児内胎児の組織をすべて除去するまでには至らず、消化管に血液を供給する血管に癒着した組織の一部は残されることとなった。

この組織を切除すると、女性の腸に流れる血液が減少する可能性があったからだ。

一方、残存した組織は将来癌になることもあり得るため、女性は毎年検査を受けなければならない。

手術から2年が経過した現在、彼女は問題なく生活していて「手術後、とても気分が良くなりました。私も両親もとても幸せです」と述べている。

CTスキャンやMRIなどの医療技術が発展して普及した今日、胎児内胎児は発見されやすくなったとされる。

謎の多い症例であるだけに、発生のメカニズムに関心を寄せる研究者も少なくないという。

 

胎児内胎児が医学の進歩の鍵を握っているのかもしれない。

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